撮影 新名義三
平成17年11月
晩秋の京都・奈良を歩く。
京都(保津川下り・清水寺と高台寺のライトアップ・がんこ亭での会食)
奈良(東大寺・二月殿・奈良公園・・・・・・)想い出のスナップ集
2006/4/1 堀田昌子さんから届いた桜の風景です。
堀田昌子さんから素敵な“桜”のエッセイが届きましたので掲載します。
桜
樹齢・・・・・・不明。身長(高さ)? 8メートル位 ウエスト(幹まわり)188センチ
昭和54年 この場所に家を建て引っ越して来た時 隣地の道路の側溝に咲いていました。
四年後の昭和五十八年に道路が整備されることになりました。
「この桜はどうなるのだろう・・・きっと切られる」
と思いまして,区長に手紙を出しました。
「切るには忍びない・・・」と思われたのか区長はわたしの願いを聞き届けてくれました。
レンギョウ(連翹」の花の咲き乱れる頃でした。
その花に詫びながら、桜の木を助ける為に、我が家の方へ動かしてもらいました。
連翹の花の黄色が、今もわたしの目に焼きついています。
助けられた命のお礼とでも言うのか“桜”は年々、大きくなり、すばらしい花を咲かせています。
桜の花が咲く度に・・・・・一年無事に生きて来た事に感謝です。
咲いているのは満開になってほんの一週間位ですが・・・・
風が吹いたら花が散るわけではありません。
咲きはじめの桜は・・・雨が降ろうが、強風でもけっして散ることはありません。
誇らしげに咲いて、一週間程が過ぎると 潔く散っていきます。
木の下には桜の花びらの絨毯が出来ます。
そして やがて新緑の葉が生い茂り 夏に陰を作り 秋には小鳥たちの格好の遊び場になります。
やがて、さむい冬をじっと耐えて・・・・・・春の訪れを告げるのです。
花が咲くと「あぁ ここにも桜の木があったのか。」
と思うものですが、我が家の“桜”の木は一年中、我が家を見守っています。
「桜さん・・ありがとう・・・今年も無事にあなたを見てますョ」
夜はライトアップします。川向こうのマンションは市川市