石林

シーリン

ちょうど石林の、今から公園の中に入ろうかと言う時でした。太陽の周りに円い虹が架かっているのです。

案内の高牧女史が「コレッテ、スゴーク珍しい現象なんですヨー」と大声で皆に教えてくれた。どういういいことがあるのかは聞きそこなったけど、あわててカメラを向けた。結構綺麗に写っていた。

昆明市から120km 車で約1時間30分で石林に着く。ガイドをしてくれるのはサニ族の女性。

小石林区」と大石林区そして外石林区とある。

見渡す限りの岩峰はかなりの迫力で迫ってくる。

岩と岩との間をぬうように小道が続く。観光客の流れが切れ間なく続く。

言葉は中国語のようだけど聞きなれた中国語とは少し違う。台湾語か広東語かもしれない。

とても賑やかで、まるで、花見にでもきてるようだ。

最初はビックリしたけど人の目は不思議なもので段々慣れてくると、疲れだけが気になって、素晴らしい筈の奇岩を見ていないのに気づく。

天を突くような、鋭くとがった剣が連なったような光景が延々と続く。

写真の岩を見たとき、一瞬、屋久島の宮之浦岳の頂上付近の岩を思い出した。綺麗にスライスされた状態がとても似ていた。

どういう現象なのか分からないけど・・・・・

・・・と、考えながら歩いていたら、またまた同じような岩に出くわした。

ガイドに聞いてみたら蓮花峰とかで、いただきに蓮の花のような巨岩が寝てるように見えるから名が付いているとのことだった。

約2億8000年前まで、ココは深い海の底だった。海底の石灰岩層が海水や炭酸ガスによって侵食されさらに地殻変動によって露出したあと、長い時間をかけ風化していき鋭く尖った剣が無数に大地から突き出たような景観になったと考えられる。

巨大な屋外ステージがあって、そこではサニ族の美男?美女の若者たちが民族踊りを披露してくれる。観客の旅行者も勝手にステージ近くまで来て記念写真をとる。一人が撮ると必ずドド^ッと連鎖反応が起こる。

円い階段、球場のようになっている。見学してる観光客、良く見ると兄がいる。