大理

雲南の春を行く。

雲南へ行こうと思い立ったのには三つの理由があった。

まず,世界花博覧会が昆明という所(その頃は未だそんな程度の認識だった)であり・昆明は別名を春都と言われるぐらい美しい街だということ。二番目にNHKが五日間連続で雲南地方の特集番組を組んだこと,勿論VTRで数回見た。「よぅし、少数民族に逢いに行こう」と。最後に高校の仲間の新聞「八期通信」に上山絢子さんからの寄稿に「玉龍雪山」を読んで決まったと言ってよい。

抜粋紹介しましょう・・・・・訪れたのが玉龍雪山だった。雪をかぶった連峰が空から見ると龍の形をしている。前人未踏の最高峰は5994m。中腹の雲杉坪(3400m)までリフトで上がり近々と雪山を見た時,素晴らしさに息を呑んだ。そして、「私はこの山に呼ばれたのかもしれない」と思った。

街は五十年前の鹿児島を思い出すような感じで荷車をひいた驢馬や自転車・豚の親子と同じ道を観光バスは走った。・・・・・・・・

崇聖寺三塔

蒼山を背に三本の塔が天にそびえる大理のシンボル

大塔は方形で13層、高さ69・13メートル。

典型的な唐代様式の仏塔で9世紀初頭の建築とわれるが詳しくは不明。小塔は八角10層」、高さは42.19メートル。こちらは五代の建立といわれる。

洱 海

洱海(じかい/アルハイ、漢語拼音: Ěrhǎi)は、中華人民共和国雲南省にある湖。中国の淡水湖では7番目の大きさである。

南北の長さ41kmの人間の耳の形をした湖。湖中の小島には小普陀と呼ばれる寺院が建っている。

小普陀

白族が客人をもてなす際に供されるのが三道茶。苦味から始まり、甘味、軽くしびれるあじわいへと、三種類のお茶で一通りになっている。

すこぶる美人ぞろいで踊りの合間に我々に回ってきてお茶を振舞ってくれる、ニコッとほほえみながら、こちらもついニコッと返したくなる。

男も一緒に踊るが目はいかない。

大理の概要

白族(ペー族)の村

市中心の標高は・・・1976メートル
人口は・・・・・・・・・・42万
  内ペー族が・・・・65%
年間平均気温/・・・15度
 1月の気温・・・・・・9℃
 7月の気温・・・・・19.4℃
738年・・・・・・・・南詔国
937年・・・・・・・・大理国
1253年・・・・・・・10万ノモンゴ
ル軍が雲南の地 に入り大理を攻め滅ぼした。
元の王朝は行政の中心地を大理から昆明に移したため大理の栄華は500有余年で終わった。

左にいるペー族の衣装を着た女性は私たちのガイドで、名前は忘れた。ペー族にしては色が黒かった。けど、とても優しかった。

ペー族の部落があり、中の藍染の家、というより工場兼販売所に連れて行かれた。

相棒の二人は娘や、奥様のみやげに、といって懸命に選んでいた。

多分ペー族の民家と思われるなかなか立派な建物である。福の文字が良く目に付いた。もしかしたら、店かもしれない。

湖蝶泉

こちょうせん 幅7~10メートルの大理石の欄干をめぐらした泉

とても可愛い娘たちだったのでシャッターが止まらなかった。ペーもどきかもしれない。

大理古城から北へ24キロ行った雲弄山の麓にある方形の泉
若い男女の悲恋の伝説があると聞いた。今でも旧暦の四月十五日に二人を偲んで祭りがひらかれるらしい。

湖蝶泉の近くで古くからある白族の村、藍の絞り染が盛んで女たちが集まって仕事をしている。

現地のガイドをしてくれた小姐?さんが屑今を降りた近くにある自分の住んでいる部落を案内してくれた。狭いところに石造りの家がある。殆ど人は見かけなかった。

聞いたら田植えに行ってるとのことだった。月収は日本円で大体1000円から3000円位だそうだ。