楽山

楽山と峨眉山

2004・5・9
Le Shan ラーシャン

2004・5・10
E MeiShanアメイシャン

中国仏教四大名山(聖地)の一つ。

9日(二日目)の朝

6時30分起床、7時30分の出発だという。

岷江、大渡河、青衣江の3つの河が合流する。

左の崖を下まで下りて右の崖を上る。

この階段はかなりの勾配である。

階段を上がりきると仏陀の頭部手前に
大仏寺がある。丸いのは頭部(10m)

昨日、陳麻婆豆腐のエキスを薦められたけど今日になってから買ってけばと後悔する。あの大きさはみやげにベストだ。明日又行ってみよう。

例によってあちこちのホテルでツアー参加客を拾う。

結局、楽山への出発は8:15分。バスは思いっきりオンボロである。メンバーは15名、ガイドは美人、天気は快晴,とは言っても四川の空は快晴とは言えない。

よい表現法がないけど、敢えて言えば、薄く白身がかかった目玉焼き、とったところだろうか?

今日はここ楽屋山から峨眉山の麓にある峨眉山市に泊るらしい。明日は峨眉山を10kぐらい歩くそうだ。

もっとも明日になって分かったのであるが峨眉山の頂上には登らないツアーだったのである。海抜3077mの高峰・金頂に登るものと思っていたので、そうでないコースもあるのだということは考えてもいなかった。

今となっては仕方がないけど、峨眉山まで行ってて山の頂上に(何かのアクシデントがあって)登れないのじゃなく、登らないコースだったなんて本当に悔やまれた。

9日のこの段階では知る由もなかったのであるが。

30分もしないうちにトラブル発生!

「バスが動きません!男性はスミマセンが降りてください。」

「エンジンがかかるまでクルマを押してください。」だとやれやれ先が思いやられるワイ。

11:30 チョッと早い昼食。0:00から楽山大仏への登山開始という。
楽山市は岷江、大渡河、青衣江の3つの河が合流する地点にある。

ちなみに楽山大仏は高さ71m
         肩幅24m
         頭の高さ 15m
         頭の幅10m
         耳の長さ 7m 
         目の長さ 3,3m

完成するまでに90年の歳月を要したという。

ガイドの話によると、大仏にまつわるいろいろな不思議な伝説があるという。

楽山大仏は弥勒菩薩である。

1200年前(713年〉唐の時代に凌雲寺(リンユンスー)の僧侶、海通が彫り始めたと言われている。

かれは90年後の完成には見ることなくこの世を去った。

この大仏の制作は街を流れる岷江(ミンジャン)の氾濫を鎮める目的で行われた。

凌雲寺は・・・・

唐代の創建だが現存するのは明・清代のもの。〈右)

左は同じツアーグループ

赤いTシャツの夫婦は明日 は猿山で襲われた。

ガイドが赤は危ないと言ったのに。

午後3:30分

美人ガイドが言った。

「皆さん!これから皆さんをあるところ(水晶屋)にご案内しますネ。

アシタは峨眉山行きます。あそこは聖山ですから、商業行為はしません。

商品だから売ッテイマセン。これから行く店でそれぞれ水晶を買って、それに願いを書いてください。

明日、お寺でそれと一緒に名前と生年月日を書き、僧に提出して、その石にをいれてもらいますネ。

もちろん、ぼくは買わなかった。中国人は素直なのか信心深いのか?結局、その店を出てバスに戻るまで1時間はかかったことになる。

屋台がいいですよ。とガイドがいうので夜は屋台に行くことにした。

屋台といっても一軒で30人から40人は座れる広さの店が3、,40店連なっている。 歩いて行ったらその先にくだもの屋台がまたずらりと・・・・

一軒の店で好きな食材を選んで火鍋を食べた。(左)

楽山・峨眉山ツアーのバス〈かなり中はボロ)と泊ったホテル。

イラスト入りのメニュー。

ハオチー街

鍋用の食材。トサカ、カニ、カエル。

目を見ると襲うそうである。こわごわ笑った。

おんぼろバスとイスの状態。

  峨眉山(3099m)

3日目の朝7:00

峨眉山市を出発、約30分で報国寺に着く。

7:45分おんぼろマイクロから大型の観光バスに乗り換える。約30分ぐらいで峨眉山の上り口に着く。

峨眉山についてガイドブックからの説明を要約すると

・・・・仏教の四大名山の一つとして知られている峨眉山はもとは道教の宮観や隠遁所が数多くあった山だが、6世紀に仏教徒によって普賢菩薩の聖地とされた。

道教の開祖・老子はかってこの山に住んでいたといわれる。

仏教の四大名山は、寺院の入口に立つ四天王によって守られている。

九華山は標高1342m

五台山は 3058m

普陀山は丘ぐらいの高さ

普賢菩薩は象の背中に乗り睡蓮の花を手にしている。

9:30

ロープウエー(索道)で1030mの万年寺へ着く。

外は雨が降っていたので5元のナイロンレインコートを二枚も買って防備したがついた頃は上ってしまった。

それより索道の上で左足首を外側に捻挫してしまった。

山頂までバスで行くものとばかり思っていた。

ガイドの話では行かないのだそうだ。ガッカリである。

折角此処まできたのに、足を捻挫したのでもう歩きたくはなかったけど、籠か、バスで、後は索道があると聞いていた。  残念である。

今から3時間ぐらい渓谷や山道を楽しみながら峨眉山名物の猿山見学なんだそうだ。

たかが猿、屋久島にだって、都井岬にだって猿ぐらいいっぱいいる。足も痛いし行きたくなかったけれど我慢して出かけた。

今まで見たこともない猿にはビックリしたけど僕の峨眉山ツアーはちょっと欲求不満の多い旅だった。

次は九寨溝です。